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若者の宴会離れが深刻・・・ってホント?

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「ゆとり世代は・・・」という括りで若者を非難するのは少々乱暴ですが、世代による価値観の違いは多々ありますよね。中でも職場の付き合いに対する考え方は、バブル期を知っている世代と今の若者とでは、大きく異なります。多くの会社では、年度の節目や恒例行事として、全員が参加する宴会の席を設けますよね。そこでは無礼講という暗黙の了解があり、酒を飲みながら延々と説教を続ける上司や、飲みすぎていつもとはまったく違う様子ではじけている飲んべえが横行している、というのが昭和時代の宴会ではよくある光景でした。しかし平成生まれの最近の若者の感覚からすると、それは「無駄」の一言で片づけられてしまうというから驚きです。

宴会に対する若者の感覚って?

・給料も出ないのに、無償で何時間も職場の付き合いを強要されたくない。

・酒は飲める体質だが、特に好きでもない。特にビールは嫌いなので、無理やり飲まされたくない。

・いっきコールなんて、まったく意味不明。誰が得するのか?

・酒が入らないと本心で話せないというなら、そのほうが問題。大人が酒の力に頼るのはおかしい。

・有意義な話をするわけでもなく、ダラダラと過ごすのが無駄。結局、上司の話を聞かされるばかりで苦痛でしかない。

・恋愛のことか聞いてこられるのはセクハラだと思う。プライベートに干渉してほしくない。

・宴会中にハメを外しすぎている大人に正直ひく・・・。

・会費が高いのでもったいない。食べ物にも酒にも興味がないので、お金は自分の好きなことに使いたい。

・お決まりの〇〇みたいな空気が嫌。若いやつに無理やり余興をさせるのは、間違いなくパワハラだ。

・べつに媚びを売ってまで出世したいと思っていない。

・上司にお酒をお酌するのが面倒くさい。それを強要されるのも腹立たしい。自分で手酌すればいいのに。

・会社は仕事をするための場所。職場の人間に興味もないし、あまり深く関わる必要が感じられない。

宴会を拒む若者に対する年配の意見

・飲みの席でこそ密なコミュニケーションがはかれる。付き合いも仕事の一環である。

・最初の注文がカシスソーダなんて言語道断!特に男がカクテルで乾杯なんて考えられない。

・若いうちは上司に従って、上司を立てて、上司をおだてていればいいんだ。

・宴会は人脈を増やすチャンス。出世にもつながる大事な機会。

・上司に勧められた酒を拒むなんて昔ではありえない。上司が帰るまで、だまってどこまでもついていくのが後輩の役割だ。

・無駄と思えるようなところにも、学ぶことは多くある。若いうちはそれがわからないだけ。

・仕事において、コミュニケーション能力は非常に大切。宴会程度のことはうまくやり過ごせないと・・・。

・宴会で若いやつが可愛いから叱るのに、真意を理解してもらえない。

・今の若い世代には野心がない。何が何でも勝ち上ろうと思っていたら、宴会なんて喜んで参加するものなのに。

・仕事には協調性が大事。自分のことしか考えられないと、いい仕事はできない。

埋められない世代間の溝

双方の言い分は対極にありますね。もちろん、人生を経験することで得るものは多く、だからこそわかることも多くあります。しかしどちらが正しいかを決めつけることはできません。大人は自分たちのやり方を肯定し、新しい考え方を否定しがちです。けれども時代というものは常に、その時代の若者が、古い慣習を切り崩し作られてきたのです。プライベート空間を重視したがる若者の感覚は、その上の世代から見ると自分勝手で我がままなだけにうつるかもしれません。しかし慣れ合いを言い訳にしない分、ある意味自己責任に対する意識は強いとも言えるでしょう。一方上下関係を重視し、密に干渉し合う人間関係は、確かに団結力は強くとも、嫉妬や見栄などの無駄な部分を取り除くことができない、非合理的な悪習も多く含まれることは否めません。

両方の志向を尊重した新時代の宴会へ

両者の感覚をすり合わせていくと、業務に関係のない範囲は必要以上に干渉しない、でも円滑なコミュニケーションと良好な関係を保つことができる、そんな中間バランスの宴会へと今後変化していくのでしょうか。

・宴会の幹事は当番制もしくは外注で取り行い、会費は福利厚生の予算から捻出。(もしくはアルコール入りのドリンクプランを選択するかしないかで会費を2段階に分けるシステム)

・注文方法は各自注文シートから行い、「とりあえずビールで乾杯」などの慣習は一切受け付けないドライな雰囲気作りを徹底。

・全員と効率よく会話できるよう、席は短時間での交代制。

・余興はなし。エンターテイメントを取り入れたい場合はパフォーマーを外注。

・閉会後は自由解散。むしろ連れまわしが行われないよう、原則直帰を規定。

遠くない将来、こんな未来的な宴会に変わってしまうかもしれませんね。もしくはオンライン会議のように、画面を通しての宴会となるかもしれません・・・。

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