同窓会に行くメリットって？参加・不参加それぞれの理由

同窓会のお誘いを受けたら、あなたは「参加したい！」と喜びますか？それとも「欠席しよう…」と憂うつな気持ちになりますか？気になるけれど参加する勇気がない、という人も少なくないでしょう。

同窓会に参加したい理由と参加したくない理由、それぞれを深く掘り下げて、同窓会の意義やメリットについて考えていきましょう。

同窓会に参加したい理由

同窓会の知らせを聞いて真っ先に行きたいと思う人は、学生時代、スクールカーストの上位にいた場合が多いようです。
スクールカーストというのは、クラスの中で暗に位置づけされる、人気序列のこと。サッカーなどメジャーな運動部に属していたり、オシャレで見た目が華やかだったりする人は、スクールカーストトップクラスの1軍。その1軍に必死についていこうとする取り巻きや、勉強のできるタイプ、面白いタイプが2軍。容姿がパッとせず地味、帰宅部で友人がおらずいつもひとりぼっちな人は、3軍とされるのだとか。1軍で社交的かつ自分に自信がある人は、飲み会などの場を好みますし、身のこなしが上手でしょう。交友関係も広いので、同窓会で孤立してしまわないか心配する必要もありませんね。

また積極的に参加したいと思う人の中には、同窓会に恋愛の出会いや、淡い期待を寄せている場合もあるようです。よくある初対面同士の合コンとは違って、同窓会ならある程度相手の素性を知っています。かつて恋仲だった相手と久しぶりの再会を果たし、大人の恋愛に発展するという可能性もゼロではありません。新たな恋の出会いが欲しい人にとって、同窓会はまたとないチャンスです。

同窓会に参加したくない理由

もともと飲み会が好きではない、社交的な場にはできるだけ参加したくないという内向的な人は、当然同窓会は気乗りしないでしょう。でも「同窓会だから躊躇してしまう」という人は、学生時代の自分に何かしらトラウマを抱えている場合もあるようです。例えば当時のスクールカーストで思わしくない位置にいたり、親しい友人が少なかったり。同窓会で孤立してしまったらどうしようと思うと、足が遠のきますよね。

また同窓会では、少なからず現在の近況を報告し合います。現在の生活や地位に自信がない、学生時代と比べて容姿ずいぶん変わってしまったという場合は、旧友にどう思われるか心配で出席できない人もいるようです。

他にも30代以降の同窓会となると、出産・育児で自由に外出できない女性が増えてきます。そうなると、同窓会の男女比が偏ってしまうようです。女子の参加者が少なすぎて行きづらい、また自分がいつまでも独身女であることに引け目を感じてしまうという人も。

さらに最悪なケースとして、同窓会が宗教やマルチ商法の勧誘の場として利用されてしまうことがあります。同窓会で親し気に話しかけてきてくれた相手がじつは下心ありだった場合、落胆してしまいますよね。

同窓会に参加するメリットって？

このように、数年、数十年越しの同窓会はいろいろと面倒な問題が関わってくるので、参加したくないとの意見も納得できます。また、ただ単に仕事が忙しくて参加する暇がないという欠席理由も少なくないでしょう。貴重な時間を昔話に費やすのはムダだと考える人もいるかもしれません。

でも、同窓会に参加するメリットも確かに存在します。ひとつは、現在の人間関係とはまったく関係のない貴重な出会い。大人になると、仕事や義理の親戚、ママ友など、利害関係のある付き合いばがりが増えていきます。ただ同じクラスだったというだけの、フラットな人間関係は稀です。別に無理して付き合う必要のない相手だからこそ、互いに余計なものをまとうことなく、心をオープンにして語り合えるという面も。多忙な生活を送る中、たまの同窓会でくだらない昔話をするひとときは、貴重な息抜きでしょう。

2つめのメリットは、とくに参加を迷っている人が思い切って出席した場合、自分の新たな可能性に気付くことができるという点です。同窓会はリア充自慢、時には何かしらの勧誘の場にもなり得ますが、学生時代とは違った新たな関係、互いの成長を認識できる場でもあります。若い頃は未熟さゆえ、スクールカーストに束縛されがちですが、月日が経って大人になれば、それぞれ尖った部分も丸くなり、心にゆとりが出てきます。勇気を出して参加してみれば、当時の人間関係やグループを気にせず、誰とでもフランクに会話を楽しめたという体験談も多く聞かれます。もし運悪く居心地の悪い時間になってしまったとしても、今後そのメンバーの同窓会には参加しなければよいのです。行くかどうかを迷っているくらいなら、冷やかし気分で参加しても損はありませんよね。

日常では味わえない休息時間や新鮮な出会いが得られるかもしれない、同窓会。素敵なチャンスを逃さぬためにも、次回の同窓会はぜひ参加してみませんか！？